徳島県三好市の祖谷渓沿いに、祖谷(いや)温泉があります。
ちょうど愛媛県との県境あたりです。
「大歩危(おおぼけ)」「かずら橋」というワードは聞いたことがあるという方は、いらっしゃるかもしれません。
四国にご縁がある方でない限り、あまり知られることのない、ちょっとマイナーなスポットなのですが、秘境といわれ、徐々に人気の観光地となってきているそうです。
今回は、知る人ぞ知る秘境、祖谷についてまとめてみました。
日本三大秘湯のひとつ
祖谷温泉は、北海道のニセコ薬師温泉、青森県の谷地温泉とともに、日本三大秘湯の一つといわれています!
秘湯といわれるだけあって、かなり山深いところにあり、四国内に住んでいてもなかなか気軽に行けるところではありません。
谷の底に温泉
祖谷渓谷にある温泉宿、ホテル祖谷温泉をご紹介します。
こちらの宿の露天風呂はホテル内にありません。
どこにあるかというと、なんと谷底にあります!
ホテルからケーブルカーに乗って、祖谷渓の大自然を眺めながら約170mの距離を5分かけて下っていくと・・・
やっと秘湯に出会えます!
源泉かけ流し、白い湯の華が浮く湯舟、硫黄のにおい、そして目の前には大自然・・・!
源泉かけ流し、しかも湯の華のある温泉は、四国ではおそらく唯一といっていいくらい、本当にめったにありません。
平家の落人伝説
そして、ここ祖谷は、平家の落人伝説が伝えられているところでもあります。
徳島県三好市の祖谷には、幼い安徳天皇と平教経(たいらののりつね)(国盛・くにもり)一行がこの地に逃れ
平家再興の望みをつないだという『もうひとつの平家物語』が語り伝えられています。
1184年の壇ノ浦の戦いに敗れ、平氏一門の武将たちは覚悟を決め、海に入水し、
幼い安徳天皇も祖母である二位尼に抱かれて、西の海に身を投げたといいます。
また、祖谷平家伝説の主人公の一人、平教経(以下、平国盛)も源氏の武者二人を道連れに海に沈んだといわれています。
しかし、壇ノ浦で亡くなったといわれる安徳天皇も平国盛も、実は影武者だった・・・。
屋島の戦いで敗れた後、平国盛(教経)の一行は、ひそかに幼い安徳天皇をお守りしながら、
この祖谷の地にやって来ました。そして、山深い祖谷の地で、平氏再興の望みをつないでいたといわれています。
https://nishi-awa.jp/heike/html/story/より引用
祖谷渓の大自然を眺めて、ゆったりお湯につかりながら、歴史に思いをはせる・・・。
まさに秘湯ですね(^^)
ケーブルカーも子供受け間違いなし(*^^*)
日帰り利用もできます!
露天風呂 大人1700円 ・ 子供900円 ケーブルカーと展望大浴場付き。
昼食付きの日帰りプランもあります。
我が家が今一番行ってみたいと思っている温泉(*^^*)
ただ、全体的に降雪の少ない四国ですが、このあたりはけっこう雪が積もります。
そして山道なので、これからの時期訪れる場合は、天気は要チェックです!
最寄りのJRの駅や、道の駅などからホテルへの送迎もあるようなので、自家用車以外の場合もアクセス良好です。
また、宿泊者は宿が提供する自然体験ツアーも利用できます。
夜、かずら橋のライトアップを見に行ったり、星空ウォッチングツアーも。
空気が澄んでいて、周囲に灯りもないので、満点の星空が見れるそうですよ!
そして、梅雨時期には、ホタルウォッチングツアー。
最近では、もう本当にめったに見ることができないホタル。
周囲に何もない山の中だからこその楽しみ方が満載ですね(*^^*)
⇒ホテル祖谷温泉を詳しくみてみる
観光スポット
祖谷渓のみどころについて、写真多めでご紹介します。
祖谷のかずら橋
祖谷渓谷
清流で育った鮎の塩焼き。
名物の祖谷そば。